僕は「うつ」になったことがある。
2006年になった時には「うつ」かどうかはわからなかった。
いまから思えば、そうだったのだろう・・・。
突然にご飯が食べられない事態になった。
外食時に食事が運ばれてきたら、突然に食欲が止まった。
それが3月。
2月には2週間もアメリカへ旅行。
その最中にミュージカルを観るときに、突然に喉がいがらっぽくなった。
このままでは息ができなくなると思った。
1年ほど前から夜中の呼吸困難に悩まされていた。
抗ヒスタミン剤でなんとかなった。
この薬も即効性はないだろうが、なんとかなった。
精神的なものが占めていたのだろう。
10月にはもう食事もできなくなった。
見ると食べられないので、コンビニでお握りを買ってきては食べていた。
仕事関係でなったような気がする。
職場を改装して昼休みにはゆっくりできるようにした。
徐々に回復した。
だが、2010年にまたもや再発。
この時も仕事だった。
この2回の「うつ」で一番苦しかったこと・・・。
それは、世界中で一番近くにいる妻が理解してくれなかったこと・・・。
「なんで食べないの?」
食べないのではなくて、食べられないことが分かってもらえない。
自死する人に共通することがある。
「うつ」だとは皆が知らない。
突然に死。
でも本人にすれば「突然」ではない。
順風満帆に人生を送っているはずの人が何故?
他人には順風満帆に見えるからこそ辛いのだろう。
僕のうつは筋トレでなんとか治った。
今でも筋トレは続けている。