70歳からの闘病記

53歳から始まった成人喘息との闘いの記録

歯医者

若い頃から虫歯には悩まされた。

僕の父は若くして既に歯がなく上も下も全部が入れ歯だった。

なぜそうなったかは知らないし聞いたこともない。

僕の場合は27歳の時に上の前歯に間が丸く黒くなった。

両方の歯に虫歯が浸食し始めた。

歯医者に行ったら差し歯を勧められた。

前歯は保険がきかないので1本5万5千円。

両方で11万円だと聞いて驚いた。

運転免許を取ろうと思って溜めていたカネが飛んでいく・・・。

免許がないと就職もままならない。

内定してる職業に就けない・・・。

姉に相談して出してもらった。

その時の差し歯の歯茎が年齢とともに上がってきて差し歯の黒い金属が見え始めた。

それで差し歯を新しいものに交換してもらった。

それが、61歳のときだ。

34年間も無事にきた差し歯。

それを今でも悔しい自分の間違いで抜いてしまった。

喘息の原因に歯の金属を疑った。

抜いたあとにプラスティックの仮歯を入れた。

その後、12年くらいはこのままだった。

違和感を感じた時はもう遅かった。

ネットで発見した歯科医院でセラミック歯を希望する。

これが間違いの始まりだった。

へたくそな歯医者で入れる歯が全部ダメになった。

セラミックのクラウンもブリッジも全てがぐらついて結局抜歯・・・。

全額で50万円くらい使った。

セラミックは保険が聞かない。

領収書はいつも手書き。

不信感がつのってきて、その歯医者には行かなくなった。

俳優の渡辺徹さんは50歳を過ぎても歯は全部あるという。

すばらしいことだ。

しかし、渡辺さんは心臓に爆弾を抱えている。

冠動脈狭窄でステントが入っている。

動脈弁に手術もしたらしい。

どうも、歯の丈夫な人は癌や血管疾患にかかりやすいようだ。

虫歯があると炎症部に免疫細胞が集まる。

身体がきれいになりすぎて免疫細胞が暇になる。

暇な免疫細胞は自身の細胞を攻撃するようになる。

身体のどこかに炎症があると、常に免疫細胞が賦活される。

免疫細胞を暇にさせないことが癌やアレルギーから遠ざかる方法かもしれない。