腸に細菌が身体の免疫の70%を担っているという説。
そのせいで、食物繊維の重要性が語られる。
確かに、小腸粘膜にあるパイエル板が免疫の入り口らしい。
しかし、腸内細菌は小腸にはなく大腸内に存在する。
なぜ大腸内にだけ存在するのだろうか?
糞便は食べ物が消化吸収された後の残滓である。
つまり、身体が吸収しないで捨てるゴミが大腸内に溜まる。
36度以上の体温でこの残滓が腐敗する。
その腐敗を発酵に変えて身体を守るのが腸内細菌の役割。
消化も吸収もされない食物とは?
食物繊維は消化されないで小腸を素通りする。
5メーター以上ある小腸内をスルーする食べ物とは?
この食物繊維が本当に身体に必要なのだろうか?
腐敗しないように腸内細菌が活動する。
ならば、食物繊維を食べないでもいい?
免疫は大事だが、それは小腸を大事にすること。
大腸は付け足しに過ぎない。
小腸と大腸の役割を混同した説が横行している。