70歳からの闘病記

53歳から始まった成人喘息との闘いの記録

水毒

喘息が悪化したのが2013年10月。

何とか治したくてアマゾンで最初に買った本。

「水の摂り過ぎは今すぐやめなさい」だった。

石原結實先生の本。

これを読んで目からうろこだった。

鼻水も痰も身体に余った水分が出ているだけだという。

ところが、よくよく読んでみると、リンゴ・人参ジュースがいいとか・・・。

生姜紅茶がいいとか、梅醤番茶がいいとか、絶食もいいとか・・・。

結局は実行できなくて途中で挫折した。

この先生の本は結局6冊ほど買った。

今から考えてみると、ただ単に水分を摂るなということではないか?

ならば、できないことではない。

漢方やらサプリを飲むときは生姜紅茶でいいだろう。

一日5杯も飲んでいたコーヒーもココアもポカリもスープも味噌汁も・・・。

とにかく、水分を摂らないことにしよう。

認知症の改善には水分補給がいいというが?

水分を制限するようになって気が付いたことがある。

今までは指と指の間がカサカサしていたのがツルツルになった。

身体の中の水分には2種類あるらしい。

細胞内と細胞外。

細胞内の水分は必要だ。

細胞外の水分は粘液・鼻水・痰・胃酸・消化液・涙・唾液・・・。

水分を制限しても肌の乾燥は感じない。

むしろ、細胞外液が多いと痰や鼻水が出る。

細胞内液の量は身体が知っている。

水毒になれば、鼻水・痰のような症状が発現する。

 

 

副鼻腔炎

若い頃に蓄膿症になった。

最近では、臭いがわからないことがある。

妻が「臭い」と言っても僕には見当がつかない。

ガスの臭い・トイレの臭い・体臭・・・。

難治性の副鼻腔炎では嗅覚が鈍化するらしい。

鼻が詰まるとまではいかない。

夜中に咳き込んで粘っこい黄色の痰が出る。

ひも状で、これが喉を通過するときには苦い。

その苦さで咳が止まらない。

おそらく、これは副鼻腔炎の後鼻漏だ。

頭を高くして眠るから、鼻から喉へ後鼻漏が落ちる。

頭を低くすると鼻が詰まる。

しかし、鼻が詰まると後鼻漏はなくなる。

鼻水と涙で花粉ときにはときには喘息が落ち着いているのと同じか?

鼻が詰まっても死なない。

後鼻漏で咳き込んで喘息発作では死ぬこともある。

医者に行くのは嫌だから、漢方に頼る。

今は、辛夷清肺湯と荊芥連翹湯。

鼻がスースーしてくる。

鼻詰りを訴えることがない副鼻腔炎もあのだろうか?

 

一酸化窒素

喘息の診断に呼気中の一酸化窒素の測定がある。

一酸化窒素が多いと喘息と診断される。

鼻呼吸で気道や肺に一酸化窒素が産生される。

この一酸化窒素は呼吸器の機能に役立っている。

それが、何で喘息と関係があるのか?

しかも、一酸化窒素が多いと喘息とは不可思議だ。

気道に一酸化窒素が多いと喘息から解放されるはずなのに?

僕も鼻呼吸を続けて1年余りは喘息の発作から解放されていた。

口呼吸をする人の全てが喘息になるわけでもない。

鼻呼吸でアレルゲンを鼻粘膜で取り押さえる。

しかし、成人喘息は非アトピー性で特定のアレルゲンを持たない。

ならば、口呼吸のどこが悪いのか?

一酸化窒素の発見者はノーベル賞を受賞している。

呼気中の一酸化窒素で喘息の診断。

一酸化窒素で喘息を改善。

どういうこと?

鼻歌で一酸化窒素が増えるらしい。

鼻歌は口を閉じて歌う。

それで、鼻腔内に酸化窒素が増える。

喘息の診断に使う一酸化窒素は呼気中。

つまり、鼻を通過しない一酸化窒素は喘息の原因である?

呼気は肺から気管支から気管から口に出る。

その中に一酸化窒素があれば喘息だと診断。

つまり、一酸化窒素が肺にあること自体が異常な事態?

鼻呼吸で一酸化窒素が鼻腔内に産生される。

鼻呼吸で一酸化窒素が肺へ運ばれる。

鼻腔内で産生された一酸化窒素が吸気とともに気管・気管支・肺へと運ばれる。

そこで、喘息が悪化する。

一酸化窒素は救世主ではなくて喘息悪化の指標だろうか?

 

口呼吸

口呼吸が良くないので鼻呼吸をするようにと本には書かれている。

口呼吸を推奨する人は誰もいない。

僕の場合は鼻呼吸にして喘息発作から1年くらいは解放されていた。

しかし、喘息が定着してしまったのか、酸素濃度がいつも96%だ。

95%のこともある。

口呼吸をやり続けると酸素濃度が上がる。

98%になる。

これは僕の鼻からの呼吸が完全ではないことの証拠。

日中は鼻が詰まってる感覚は全くない。

就寝中に頭を低くすると鼻が詰まる。

鼻が詰まった時の方が後鼻漏が喉に落ちないので咳き込まない。

飽和酸素濃度を上げるには「口呼吸」がいい。

鼻呼吸を続けると鼻粘膜の感受性が高まる。

 

就寝時の頭の位置

僕は逆流性食道炎があるので、就寝時には頭を高くする。

ベッドの布団の下に重ねた式布団や枕や座布団を入れる。

頭の部分だけを高くする。

寝ているうちに頭が下がってくる。

これは胃液の逆流を防ぐにはいいのだが・・・。

気管支に痰が絡むときには逆効果だ。

頭が高いと重力の法則で痰が上がってこない。

線毛で痰は上へと押し出される。

日中は痰は出ない。

就寝中だけ痰が出るのだろう?

朝になって咳き込んで黄色い痰が出る。

痰が出ると言うより、痰を出す言う方が正しい。

痰は自然と出てくるものだが、この粘っこい痰は厄介だ。

線毛の動きを活発にさせるには?

漢方の清肺湯に頼るが、ビタミン・ミネラル・栄養素はどうか???

モーニングアタックは長沢オリゴで予防できるが、この痰はどうしよう?

頭を高くしないでうつ伏せ寝で眠ると逆流性食道炎には最悪だ。

 

痰の出る時間帯

痰が絡むのは朝だ。

昼間はほとんど絡まない。

身体が横になっている時が一番危ない。

つまり、僕の痰の原因が胃からの逆流にある証拠。

起床時の喉や気管支の違和感。

就寝時に鼻が詰まると朝のこの不快感はあまりない。

そのために、原因を副鼻腔炎の後鼻漏も視野に入れる。

どっちが主因かはまだわからない。

両方だと考えるのは妥当だろう。

すれば、解決策は二転三転する。

朝しか出ないこの痰の色は黄色。

大量には出ない。

少ない量でも黄色い痰は不気味だ。

痰の色が黄色いのは細菌感染。

何故、いつも夜間に感染するのか?

日中に息苦しい時は痰が出始めると楽になる。

夜間の感染は就寝中に埃などを口から吸っているのだろうか?

後鼻漏が原因ならうつぶせ寝でも痰が絡むのは何故だろう?

誰か答えてくれないだろうだろうか?

通院して医者に診てもらっても薬を処方されるだけ・・・。

食物繊維

一口に食物繊維と言っても2種類ある。

水溶性のものと不溶性のもの。

僕が飲んでいる長沢オリゴは水溶性食物繊維。

便秘には水溶性がいい。

下痢には不溶性がいい。

肉食のネコにも便秘と下痢にはこれを使った処方食があるという。

渡辺先生のMEC食には食物繊維は不要である。

胃でも小腸でも消化も収取もされない食物繊維。

栄養素としては不要。

大腸の腸内細菌のために有効。

しかし、大腸は消化・吸収できなかったものがたどり着くウンチの溜まり場。

ウンチが腐敗しないように腸内細菌が発酵させる。

そのために食べる食物繊維が本当に必要なのか?

稲作などの穀物栽培がなかった頃の縄文時代にはどうだったんだろう?